以前にヨーロッパの古物市で、とても素敵なソープディッシュに出会いました。

お高かったのでムッシュに価格交渉をするもまとまらず、一旦はその場を離れたもののやっぱり欲しくて引き返した時にはもう売れた後だったという、よくある悲しいお話。

手に入らなかったものほど、その想いはいつまでも募るものですよね。

あの子を思い続けてもう5年。

さすがにそろそろ良い思い出に変えようと、あの子へのありったけの想いを込めてカルトナージュでソープディッシュを作りました。

蓋を開けると、浅いスカラップの枠。

脚は、あえてぽってりとした背の低いタイプに。

生地はマドヴァン。

優しいグレーで鳥の親子が描かれています。

あの子にまた出会えたら、その時こそは私の所へ連れて帰れますように。

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